2011年に公開され、興行収入44.6億円を記録した映画『コクリコ坂から』。
今回はそのコクリコ坂からのあらすじのネタバレを記事にしていきます!
そしてこの映画の元となった原作の最後はどうなったのかも言及していきたいと思います。
コクリコ坂からのあらすじ
〜舞台は1963年横浜〜
コクリコ荘で暮らす松崎一家。
その中でも高校1年生の小松崎海はみんなより早起きし、両親に代わり、毎日料理や家事などを行うしっかり者。
そして戦争で亡くなり船乗りだった父親のために毎日旗を上げていた。
海の通う高校では古い建物のカルチェラタンの取り壊しに対して反対運動をしていた。
そのカルチェラタンで空がきっかけになり海は風間俊と出会う。
それから二人は何度か会う内に
お互いを意識するようになる。
そして海は風間の力になろうと掃除をしたらどうかと提案する。
ある日海の家で一緒に住んでいた北斗の送別パーティが開かれることになり、そこに呼ばれた風間。
そして家で
海の父親の写真と名前が澤村雄一郎というのを聞いた風間の表情が曇る。
自宅に戻って一枚の写真をみる。
海が持っていた写真を風間も持っていた・・・
それからついにカルチェラタン大掃除が始まる。
先日海の家で写真をみてから、風間は海と距離を置くようになっていた。
俊は父親に思い切って聞いてみた。
「この澤村雄一郎って人がオレの本当の親父なんだよね?」
父親は静かに澤村雄一郎のことを語り出す。
俊の態度がおかしいと感じていた海はある日校門の前で待ち伏せしており、俊はそんな海に
自分たちの父親が同一人物で兄妹だということを伝えた。
カルチェラの掃除が始まり、徐々に綺麗になっていくことによって、取り壊し賛成派を取り壊し反対派が超える。
しかしその掃除の甲斐もなく
カルチェラタンの取り壊しが決まる!
その取り壊しに納得できない生徒達は風間と水沼の海の三人が代表となって理事長に直談判するために東京に行くことをなった。
以下はコクリコ坂の最後の結末についてネタバレしていますので注意してください!
コクリコ坂の結末
東京で理事長を説得し、カルチェラタンをみてもらえるようになった。
その帰り道
海は風間に告白し、風間も海が好きだと気持ちを伝え合う。
海が家に変えると母親がアメリカから戻ってきていた。
その母親に海は思い切って風間との事を聞いた。
風間は海の父親である澤村雄一郎の子供ではなかった。
風間の本当の両親は母親は風間を産んだ時に亡くなり、また父親は事故で亡くなってしまった。
雄一郎は友人であった立花洋のその子供を引き取り、役所に自分の子供として届けを出した。
しかし雄一郎海は船乗りで家にいないことも多く、また母親もお腹に海がいることから育てられず、同じ船乗り仲間で子供がほしいという人をみつけ養子に出すことにした。
その話を聞いた海は母親の前で涙する。
そしてカルチェラタンを実際みた理事長は取り壊しを中止することにした。
そんな時に海も風間も持っていたあの写真に写る澤村雄一郎と立花洋の他のもう一人の人物である小野寺善雄と会うことになり、風間は自身の出生と本当の父親立花洋について聞く。
すべての真相を知った二人は小野寺善雄と別れ、笑顔で戻っていく。
原作の最後は
『コクリコ坂から』の原作は少女漫画です。
1980年に『なかよし』に連載されていました。
なんかアニメとだいぶイメージ違いますね笑
ちなみに原作は1980年の作品ですから、実は設定が大幅に変わっています!
まずは海と風間の出会うきっかけになったり、取り壊しか保存かで物語の軸となっていたカルチェラタン
このカルチェラタンは原作では存在しません!
ただ原作の最後は基本、映画と同じです!
この原作と映画が異なるのは
最後までの過程
カルチェラタンの存在
海と風間が真面目さ
この三つです。
原作には海と風間にあの生真面目さはありません。
海に関しては
食卓にいわしばかりでそれを祖母に疎まれていたり
途中不良と付き合って、ひどい目に合わされたり
と映画のあの真っ直ぐで純粋な海はどこにもいません笑
風間も風間で賭け麻雀に手を出したりと
映画から『コクリコ坂から』に入った人は
「えっ!?」
となると思います。
しかもその他にも地味に違う箇所はかなり多いです。
苗字や名前や職業、性別など
もちろん海と風間の父親のエピソードは原作にも登場しますし、最後も同じです。
ただ映画では海と風間が異母兄弟であることは風間の口から語られましたが、原作で祖父から聞いています。
映画では祖父は亡くなったことになっていましたね。
原作を知っている人は少し変化があり過ぎが気になり、映画から観た人には少しパンチ力に欠けるかなぁとも思いますが、全体的な流れとして非常に綺麗な映画だと思います。
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