君の膵臓をたべたいは2016年に公開された青春映画。
原作は小説で漫画化・アニメ化・実写映画化といろいろなメディアに展開されています。

主人公桜良を浜辺美波・春樹を北村匠海が演じる実写映画の君の膵臓をたべたいはどのような最後の結末を迎えたのでしょうか?

今回は君の膵臓をたべたいの実写映画のあらすじを最後の結末までネタバレありで紹介します。

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君の膵臓をたべたいの実写映画のあらすじをネタバレ

現代で教師をする志賀春樹

母校で国語の教師をする志賀春樹。
彼のデスクの中には退職願がしまってあった。

そんな中、学校の図書館が老朽化のため取り壊しが決定。
春樹は司書資格を持つため、蔵書の整理を頼まれた。

春樹は高校時代に図書委員で大量の本のラベルを整理していた。

図書館に踏み入れた春樹は12年前のある少女のことを思い出していた。

桜良と春樹の出会い

ある日高校生の志賀春樹は病院で共病文庫と書かれた本を拾う。
その本には膵臓の病気であと数年で死ぬと書いてあった。

「それわたしの」

振り向くとそこにはクラスメートで人気者の山内桜良がいた。
膵臓の検査で病院に来たという桜良は病気のことを春樹に知られたのにも関わらず、笑顔で話しかけてきた。


その後桜良は春樹と同じ図書委員に立候補。
図書室の整理を一緒にすることになる。

しかし桜良が分類した本はめちゃくちゃ。
それを桜良はがんばって探しあてた方が宝探しみたいでうれしいでしょ。
と言った。


残り少ない時間をこんなことに使っていいの?
と質問する春樹。

今日
事故に合うかもしれない
通り魔に襲われるかもしれない

そう考えると

私も君も一日の価値は一緒

と答えた。

そして私の残り少ない人生の手助けを君にさせたあげると言うと日曜日11時に駅前集合と伝え、帰って行った。

桜良と春樹の初めてのデート

日曜日春樹が待っていると桜良が現われた。
二人はスイーツバイキングを食べに行った。

恭子と二人で行く予定だったスイーツを食べながら、桜良は親友のこと・好きになった女の子のことなどを春樹に尋ねた。
しかし春樹は告白するこてとはできず、恋が実ることはなかった。
桜良の方はというと彼氏はこの間までいたが、現在は別れていた。

その夜桜良から今日のお礼のメールが来た。
共病文庫にも書いたという桜良だったが、名前は書かないでという春樹の言うことを聞いて、名前の所だけを黒く塗りつぶした。


次の日学校では桜良と春樹がデートしたことが話題になっていた。
春樹に怒って詰め寄る恭子。
そんな春樹のことを桜良は「仲良し君」と呼んだ。

教室から出ていった春樹を追う桜良。

「君は本当に死ぬの?」

と改めて尋ねる春樹。

桜良の余命はあと一年持つかどうか

そして親友の恭子も病気のことは知らない。


桜良は春樹と仲良くしている理由を

君だけがふつうの毎日を与えてくれる

その後体育でいつもガムを噛んでいるクラスメートに桜良と付き合っているか尋ねられた。
桜良との仲を春樹は否定した。

12年後学校に向かう春樹を見かける恭子。
恭子は花屋で働いていた。

その夜春樹の家には宮田一晴と滝本恭子の結婚式の招待状が届いていた。
出席するか欠席するか春樹は悩んでいた。

死ぬまでにやりたいことリスト

桜良はしたいことを見つけた!

連休中に遠出がしたい!

と言う桜良は春樹と出かけた。


桜良は死ぬまでにやりたいことリストを作っていた。
そこに書いてあった一つに男の子とお泊り旅行がしたい。

桜良は親に恭子とお泊り旅行すると伝えていた。
何も聞かされていなかった春樹は動揺する。


二人は桜良のリストにあった。
おいしいラーメン・ホルモンを食べた。


その後神社でお参りをした二人。
そしておみくじを引くと桜良は大吉・春樹は末吉を引いた。

夜宿泊するホテルに着いた二人。
春樹はその豪華なホテルに驚く。
しかしホテル側の手違いで、予約が取れておらず、一緒の部屋に泊まることになった。


一緒にベット寝ようという桜良に対して、そういうのは恋人とやってよ。
と春樹はソファで寝ようとする。

お風呂に入る桜良は春樹にカバンから洗顔クリームを取ってと頼み、春樹は仕方なく洗顔クリームを取り、目を閉じて渡した。

春樹がお風呂から出ると桜良はリストにあったお酒を飲んでいた。


桜良は春樹に真実か挑戦というゲームをやろうと持ち掛ける。
トランプを一枚ずつ引いて、数が大きい方が真実か挑戦を聞く権利がある。

真実は質問に答えなければならない
挑戦は指示されたことを実行しなければならない

桜良が数字の大きいカードを出して、春樹は真実を選んだ。

うちのクラスで一番だれがかわいい?

と尋ねる。
春樹は桜良は三番目と答えた。


その後も真実と挑戦のゲームを楽しむ二人。
桜良は挑戦を選んだ春樹にベットまで運ぶように指示。

憧れのお姫様抱っこしてもらったことに喜ぶ桜良。


真実と挑戦の最後の勝負。
じゃんけんで勝ったのは桜良、負けた春樹は真実を選ぶ。

桜良の質問は

「わたしが死ぬのが怖いと言ったらどうする?」

その質問にふと思い浮かんだのは・・・
先ほど桜良のカバンを開けたときにあった薬。

春樹は挑戦・・・と選択を変えた。

ズルいという桜良だったが、君もベットで寝なさいという指示を伝えて、二人は一緒にベットで寝た。


翌朝恭子から電話がかかってくる。
春樹と博多にいると答えた桜良に恭子は驚く。

桜良は自分が亡くなったら、男を見る目がなく、本当は弱い恭子と仲良くしてくれるように頼んだ。


帰り道また旅行がしたいという桜良。
春樹は旅行が楽しかったと素直に気持ちを伝えた。

桜良は

私が死んだら、私の膵臓君が食べてもいいよ

と伝える。
人に食べてもらうと魂がその人の中で生き続けると伝える桜良。

そして桜良は生きたいと春樹に言った。

桜良の自宅に行く春樹

12年後の世界で恭子の花屋に結婚する宮田一晴が来ていた。
桜良は祝福してくれるかな?
と聞く恭子に一晴は祝福してくると答えた。

そして春樹は結婚式に出席か欠席か今だ悩んでいた。


春樹が学校に行くと上履きがトイレのごみ箱に捨てられていた。
その後教室で春樹を睨みつける恭子の姿が・・・。

また図書室でカバンをみると星の王子様がなくなっていた。
そこにクラス委員長の隆弘がなんかあったら、言ってよ話かけてきた。


そこに一通のメール。
春樹は桜良の自宅に行くことになった。

春樹は桜良の自宅に行くと両親は留守だった。
桜良は死ぬまでにやりたいリストの最後の一つ

恋人でない男の子といけないことをすること

と言うと春樹に抱き着いた。
冗談という桜良を「ふざけんな」と言い押し倒した春樹。

しかし涙ぐむ桜良に「ごめん」と伝えて、春樹は家を出ていった。


そこに偶然クラス委員長の隆弘が通る。
桜良の家で何をしていたのか詰め寄り、春樹を殴った隆弘。
星の王子様を春樹に向かって投げつけた。

春樹の上履きを捨てたり、星の王子様を盗んだ犯人は隆弘だった。
そして桜良の元カレとは隆弘のことだった。


そこに桜良が現われて、春樹を介抱する。
二人はお互いに先ほどのことを謝った。

春樹はもっと桜良のことを想ってくれる人いた方がいいのでは?
偶然病院で桜良に会って流されているだけ。

と伝える。


しかし桜良は

桜良と春樹のした選択が二人を会わせた
二人は自分の意志で出会った

と偶然でもなく、流されているわけではないと言った。

桜良が入院

12年後の世界で恭子は学校に向かう春樹を見つける。
春樹の後を追って、学校に入るのを遠くから見ていた。

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朝春樹が登校すると恭子から桜良は盲腸で入院したことを聞く。


心配でお見舞いに訪れた春樹に驚き、ふとんに隠れる桜良。
今回は検査入院でニ週間ほど入院しているだけだと言う。

病院で桜良に勉強を教える春樹。
桜良は勉強を教えるのが上手い春樹に「君先生になりなよ」と伝えた。
恭子と仲良くしてほしい

と思う桜良は「僕と友達になってください」と友達になる練習をさせる。
その様子を恭子は聞いており、入り口で恭子とはち合わせた春樹は急いで帰って行った。


12年後の世界では春樹は桜良に言われた教師になっていた。
しかし春樹は生徒たちと向かい合っているのか?
疑問に思っていた。

生徒の栗山にやめないでね。
桜良さん悲しむよ。

と言われた。
その後春樹は職員室に戻って退職願を眺めていた。


屋上で本を読む春樹の元にやって来た恭子は、もし桜良を傷つけたら、絶対に許さない!
と春樹に忠告する。

学校では春樹のことであらぬ噂が流れていた。


桜良はみんな春樹のことをよく知らないから、噂を立てられる。
もっとみんなと話せば、春樹のことをわかってくれる。

「君のことをどう思ってると思う?」

その答えは共病文庫に書いておくから、亡くなったら読んでいいよ。
と約束した。

真実と挑戦で桜良が質問したかったのは?

12年後の世界で共病文庫を手に取る春樹。

膵臓についての本を春樹が読んでいると桜良から電話がかかってくる。
今から旅行に行かないと誘う桜良。
満開の桜がみたかったと言う桜良の様子をおかしいと思った春樹は夜遅くに病院に忍び込む。


桜良は春樹が来てくれたことに驚く。
入院が長引いてしまったことが原因で桜良は落ち込んでいた。

桜良は一回勝負で春樹に真実と挑戦しようと持ち掛ける。
結果は数字が大きいのは春樹。

桜良が選んだのは真実。

春樹は「君にとって僕は・・・」と言いかけるが、「君にとって生きるってどういうこと?」と質問する。


誰かと心を通い合わせること、人とのかかわりが生きているという証明だと思う。
君がくれる日常が私にとって宝物なんだ。

と答える。


「私に生きててほしいの?」と尋ねる桜良。
春樹は「とても」と答える。

そう答えた春樹に桜良は抱きついてた。
そして退院したら、桜を見に行こうと約束した。

桜良の突然の死

12年後の世界で栗山は桜良は真実と挑戦で一体何を聞きたかったのか?
と質問するが、春樹にはわからなかった。


図書室で桜良から明日退院できるというメールが春樹に届く。
春樹は明日桜を見に行こうと誘った。

一晴は春が過ぎても桜が咲いている名所を探してくれていた。
いつものようにガムいる?
と聞く一晴のガムを春樹は手に取った。


春樹と桜良の行先は北海道。
二人はスイパラで待ち合わせることになった。

私をほめちぎりなさいとメールが来たため、春樹は迷った挙句

君の膵臓をたべたい

と送った。


その後メールも電話も来ず、待ち合わせ場所にも桜良は現れなかった。
街を歩いてる春樹の耳に入った来たのは

14時頃通り魔事件に巻き込まれて刺されて死亡していた

春樹はまさか桜良が余命を全うできずに亡くなるとは夢にも思っていなかった・・・。

共病文庫

桜良の死を受けとめるのに春樹は一か月かかった。
母親からちゃんとお別れしてきなさいと香典を渡され、桜良の自宅に向かった。

遺影に手を合わせ、桜良の母親に病気のことを知っていたことを伝える。
そして共病文庫を見せてもらいたいと頼んだ。

桜良は生前自分が亡くなった後、共病文庫のことを知っている人物に日記を渡してほしいと頼んでいた。


共病文庫には病気のことや初めて春樹と話したときから出来事などが綴られていた。
以前から桜良は春樹が気になっていた。


春樹の気を引くためにわざと分類を間違えたこと
死ぬまでにやりたいことリストを作ったこと
検査入院が怖かったこと
突然来た春樹に涙が出て隠れたこと
春樹と恭子をはち合わせさせることを狙っていたこと
病状が悪化していっていたこと
春樹が病院に忍び込んでくれたこと
どうしても春樹に聞きたいことがあり真実と挑戦ゲームをしたこと
一日でも長く生きられるようにがんばろうと思っていたこと
外出許可、最後に彼と桜を見に行く約束をしたこと



最後に共病文庫には「今から会いに行くからね」と綴ってあった。


共病文庫を読んだ春樹は大粒の涙を流した。

君の膵臓をたべたいの最後の結末

12年後の世界では宮田一晴と滝本恭子の結婚式当日を迎えていた。
結婚式を欠席した春樹は図書室の蔵書の整理を栗山としていた。

栗山は図書カードに書いてある落書きを見つけた。
その落書きが桜良のものだと気づいた春樹は走りだす。

そして思い出した「がんばって見つけた方が宝探しのようでおもしろい」という言葉。


春樹は大量の本の中から星の王子様の中からに二通の手紙を見つけた。
一通の手紙は恭子のもので、それを渡すために春樹は結婚式場に急ぐ。

結婚式場では恭子が桜良が持っていた桜のイヤリングをして、結婚式を迎えようとしていた。


式場に着いた春樹は一晴と会い、恭子の元に向かった。
恭子は春樹が来たことに驚いていた。

春樹は桜良に手紙を渡した。

恭子大好き。病気のことを黙っていてごめん。
大好きだったから言えなかった。
仲良し君とも友達になってね。

と書かれてあった。


春樹は恭子に

僕と友達になってもらえませんか?

はい。と伝えた恭子。
手紙を見て、泣き崩れる。


もう一通は春樹への手紙。

手紙には春樹が聞きたかった病院での真実と挑戦で何を聞きたかったのか?
聞きたかったこととは・・・

「どうしても君ではなく、名前で呼んでくれないの?」

ただ桜良はすぐにどうしてなのかわかりました。
いずれ亡くなる恋人・友達でもない桜良のことを特別な存在したくなかっため、呼ばなかった。

桜良は一人で生きている強い春樹に憧れていた。
だからその勇気を他に人にも分けて、たくさんの人と心を通わせてほしい。
自分の分まで。

春樹になりたい
春樹の中で生き続けたい

私はやっぱり君の膵臓をたべたい


桜良の手紙を見た春樹は退職願を破り捨て、教師を続けていくことを決意。
そしてたくさんの人と心を通わせて生きいこうとする。

⇒君の膵臓をたべたいの映画で桜良が春樹と恭子にあてた手紙の内容の全文

さいごに

今回は君の膵臓をたべたいの実写映画のあらすじを最後の結末までネタバレありでお届けしました。
小説・アニメなどは未読で実写映画のみ見ました。

タイトルのインパクトと異なり、綺麗な時間が流れていった映画でしたね。
インパクトは薄く感じ、悪く言えば、今までに見たことがあるような映画。


ただ寿命を全うできず、通り魔事件に巻き込まれて命を落としてしまう桜良。
あまりにも突然で、これには「えっ!?」と驚きました。

主人公が難病という設定はよくありますが、病気とは全く関係ないところで、命を落としてしまうという映画はめずらしいように思えます。


そして君の膵臓をたべたいの12年後のストーリーは実写映画独自のもののようです。
このあたりは小説などを読んだ人たちからはどのような評価を受けるのでしょうか?

映画しか見ていない私にとっては、後味の良い最後の結末にはなりました。


あとこの君の膵臓をたべたいは浜辺美波さんの印象は強く残りましたね。
他の作品も見てみたくなりました。

⇒君の膵臓をたべたいの映画で桜良が春樹と恭子にあてた手紙の内容の全文

⇒君の膵臓をたべたいの映画のキャストと登場人物一覧

⇒君の膵臓をたべたいで桜良の病名は何?病気の余命や死因も紹介

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