思い出のマーニーを観ましたのでその感想です!
ジブリ作品の中では評価が少し低いと思われる
思い出のマーニーですが、全然そんなことありませんでした。
※この感想にはネタバレが含まれています
思い出のマーニーは一回目と二回目で感想が変わる映画
最初は普通に観ていたシーンもラストまで観終わって、もう一度観ると伏線が発見できたりと一度目と二度目で観た印象が変わる何度も観れる映画だと思います!
伏線も
信子が杏奈の目が青いことを言う
杏奈が屋敷のことを知っているという
など
さりげなく重要な伏線もいろいろありました。
現実と夢(空想)を行き来し
ところどころに伏線を入れつつ
最後に大きなオチを持ってくる。
これらが絡み合っておもしろかったですね。
マーニーの正体が実は祖母だった
という流れもミステリー要素があり、見応えがありました。
次からは観ていて少し気になったところです。
魅力的なキャラがいない
今までファンタジー感を強く押し出してきたジブリの中で思い出のマーニーは少しキャラが弱かったなと感じています。
歴代ジブリには魅力的なキャラが複数いました。
その魅力的なキャラがいる作品はいずれも大ヒットしています。
風の谷のナウシカ⇒ナウシカ
となりのトトロ⇒トトロ
崖の上のポニョ⇒ポニョ
千と千尋の神隠し⇒カオナシ
など
その魅力的なキャラがこの思い出のマーニーにはいませんでした。
誰かというと「マーニー」ということになると思うんですが、マーニーはごくごく普通の女の子。
キャラ的には薄いと感じざるを得ません。
ちょっとキャラの設定が地味過ぎました。
そしてストーリー自体も決して明るい話ではありませんでした。
この映画を観た人の評価も二分されていたような気がします。
このあたりも作品自体の認知度が歴代の作品と比べると低い一つの要因かもしれません。
杏奈が塞ぎこむ理由が弱い
大前提でストーリー的に良くできているというのが正直な感想です。
ただ杏奈が塞ぎこんでしまった理由は祖母・養母にあるわけですが、ここの理由が少し弱いかなぁと思いました。
基本的に
養母は杏奈に対して愛情を持っていることは誰の目から見ても明らか。
お金をもらっていたとはいえ、それはまっとうなお金。
養母と壁ができて、塞ぎこんでしまった杏奈にあまり感情移入ができませんでした。
12歳の不安定な女の子の気持ちには残念ながらなれませんでした笑
といろいろと言ってきましたが、ストーリーは非常におもしろかったです。
もしかしたら実写の方が活きる映画なのかなぁ
とも思いました。
以上
思い出のマーニーの感想でした。
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