魔女の宅急便をラストまでみたときに
なんでジジ話せなくなったのか?
疑問に思いますよね。
今回は魔女の宅急便で、なぜジジが話せなくなったのか?
その理由についてみていきましょう!
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ジジが話せるのはキキの魔法の力
魔女の宅急便を見始めて、おそらく最初に思うことは
猫がしゃべってる!
ってことでしょう。
キキの魔法の力で猫のジジは言葉を話すことができます!!
正確に言うと
ジジが話せるのではなく、キキが魔法の力でジジの言葉がわかる!
そのためキキ以外の人はジジの言葉は「ニャー」と普通の猫と同じように聞こえます。
この猫の言葉がわかる力はすべての魔女が持っている能力だと思われます。
もしキキだけの特有の能力であればドヤ顔ものの力でしょう!
ただ母親のコキリもキキもキキの魔法は飛ぶことだけと言っています。
そのためすべての魔女に備わっている力と思われます。
キキがジジが言葉を出せなくなったのに気付いたのはいつ?
魔女の宅急便でジジが声を出せなくなったのは中盤から。
キキがジジの言葉がわからなくなったのに気付いたのは二人で食事をしているときでした。
食事の時間は守ってほしいとキキがジジに小言を言うシーン。
キキに対してジジの返答は「ニャ~」
「なによ。猫みたいな声出して。」というキキでしたが、その後もジジは「ニャー」と鳴きます。
ん?
と思ったのかキキは
「あなた言葉どうしたの?キキって言ってごらんジジ。」
と聞きますが、返答をせずに去っていくジジ。
キキは魔法の力でジジと話せていました。
そのためジジと話せなくなったキキは焦って、急いでホウキまたがります。
案の定、キキの魔法の力は弱まっていました。
心なしか言葉がわからないとジジの顔も無表情に見えますね。
ジジが声をいつから出せていなかった?
キキがジジの言葉がわからなくなったと気づいたのは部屋で食事をしているとき。
しかし実は実際はその前からジジは話せなくなっていました。
その日キキはおソノさんから「コポリ」という人物への荷物をお願いされました。
キキはジジを呼んで一緒に行こうとします。
しかしジジの横には白猫のリリーがいました。
キキがおともだち?と聞くとジジは
「リリ-っていうの。今行く。」
と話して、この時点ではキキはジジの言葉を理解できていました。
結局ジジとリリーに気を使ったキキは一人で配達に向かいます。
キキの配達先の「コポリ」という人物。
この人物はトンボでした。
おソノさんが気を利かせて、キキがトンボと仲良くできるようにわざと配達を依頼していました。
キキとトンボは海岸まで2人乗りして飛行船を見に行ったり、デート(?)を楽しみました。
ただ偶然トンボの友達が通りかかり、トンボが友達と話しているのを見たキキはまたトンボに冷たい態度をとって帰ってしまいます。
トンボと別れて部屋に戻ってきたキキはベットに倒れ込んで自己嫌悪状態。
そこにジジがやって来て、キキは自己嫌悪状態の気持ちをジジに吐き出します。
このときキキは気づきませんでしたが
ジジの返答は「ニャー」でした!
ということは・・・
トンボのところに配達に行く前は言葉わかり、配達から戻ってきたときには言葉がわからなくなっていたということになります。
この前後にキキにあったことといえば・・・
キキはトンボと二人で飛行船を見に行っています!
キキとトンボはここから心を通わせるようになりました。
トンボの友達がやって来て、急にキキは不機嫌になって、帰ってしまいますけどね。
このことがきっかけになったのでしょうか?
ジジが話せなくなった本当の理由
原作ではキキの魔法力が弱まるとジジと会話ができなくなるという描写がはっきりと描かれています。
アニメではふんわり描かれているくらいですけどね。
そしてその後原作では
キキの魔法力が戻って、再びジジはしゃべり出しています!
ここがアニメと違うところですね。
アニメで魔法の力が弱まっていたキキでしたが、ラストに再び魔法の力を取り戻し、トンボを救出することに成功しました。
その直後キキを心配したのか擦り寄ってきたジジ。
ただジジからは
「ニャー」
しか聞こえませんでした。
キキが魔法の力を取り戻したのであれば、ジジが再び話せるようになるのでは?
原作の理屈ではありますが、映画の魔女の宅急便の一番の謎ですよね。
このジジが話せなくなった理由についてはいろいろな解釈があります。
・キキの成長
・キキが恋をしたから
・ジジが恋をしたから
・ジジが猫として生きることを選んだ
・時間が経てばまた話すようになる
など言われています。
確かにキキは魔女としていろいろな経験をしました。
恋はトンボとですね。
トンボとの恋はアニメでは、それほど深くは触れられることはありませんでした。
まぁまだ13歳ですからねw
原作ではキキは13~35歳まで、時は流れていますので、キキとトンボの恋の話もしっかりと触れられています。
ちなみにこのジジが話せなくなった理由に宮崎駿監督は
「ジジの声はもともとキキ自身の声で、キキが成長したためジジの声が必要なくなった。変わったのはジジではなくキキ。」
と語っていたそうです。
ということは宮崎駿監督論でいくと・・・
キキとジジの会話は子供のキキにとって、自身の考え方・気持ちを整理するために必要だった。
ただ成長したキキは自身で気持ちの整理ができるようになったため、ジジとの会話ができなくなった。
ということですね。
ちなみにジジは実際には話しておらず、キキの心の声なので、他の人の視点のときに「ニャー」としか言わなかったんですね。
さいごに
今回ジブリ映画『魔女の宅急便』でジジが話せなくなる本当の理由をお届けしました。
宮崎駿監督がある程度答えを示してくれています。
ただこれは完全にジブリ映画だけの話です。
原作ではキキとジジは再び会話するようになりますし、映画と原作はちょっと違います。
ジブリ映画は観る人の判断に任せるといった作り方をしている側面もあるので、答えを出すのは野暮かもしれませんね。
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