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アーヤと魔女の映画のあらすじをネタバレありで紹介します

映画『アーヤと魔女』は、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの同名児童文学をスタジオジブリが初めて長編3DCGアニメとして映像化した作品です。
物語は1990年代のイギリスを舞台に自分が魔女の娘であることを知らずに育った少女アーヤが奇妙な家に引き取られ、意地悪な魔女と暮らすことになる姿を描いています。

今回はそのアーヤと魔女のあらすじをネタバレありでお届けします。

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アーヤと魔女のあらすじ(ネタバレあり)

孤児の少女 アーヤ

暗い夜、赤毛の女性がカセットテープを抱く赤ん坊を連れてバイクを走らせていた。
女性は何者かに追われており、追っ手の車が迫ると魔法を使って逃れる。

孤児院の聖モーウォードに到着した彼女は優しく赤ん坊に話しかける。

「ここの部屋はどこもピカピカ。大きな窓もたくさんあって、気持ちいいし、それにシェパーズパイが美味しいの。いい。あんたはここにいるのよ。よそに行ってはだめ。後はうまくおやりなさい。アヤツル。」

と告げると赤ん坊を置いて、そっと去っていきました。


赤ん坊の泣き声に気づいた園長と副園長。
外に出るとそこには赤ん坊と手紙が置いてありました。

手紙には

12人の魔女に追われていること
逃げきれたら迎えにくること
赤ん坊はアヤツルという名前なこと

が書かれてありました。

副園長は手紙を信じましたが、園長はこの世に魔女なんていないと手紙の内容を信じなかった。
アヤツルという名前が「人を操る」ことを連想させることから、園長は赤ん坊を「アーヤ・ツール」という名前にすることに決める。

ベラとマンドレークに引き取られるアーヤ

年月が流れ、アーヤは10歳になっていた。
アーヤは賢いがしたたかに成長。
孤児院ではアーヤは大人も子供も自分の思い通りに上手く上手く立ち回っていた。

日々孤児院に子供たちを見学に来た大人を見てアーヤは

「あの子たちはお人形さんなんかじゃあないわ。生きてるのよ。眺めて楽しむもんじゃないわ。」

と不快感を露わにする。

そして派手な服装の女性と長身の男性が孤児院に来訪。
その二人はベラ・ヤーガとマンドレーク。

園長から子供たちを一人ずつ紹介され、アーヤを引き取ることに決める。
アーヤは拒否するものの最終的にはベラとマンドレークに引き取られることになった。

アーヤはベラの元に行くために嫌々ながら荷造りをしていると封筒を見つける。
その封筒には「EARWIG」と書かれたカセットテープが入っていましたが、アーヤには全く身に覚えがなかった。

魔女ベラ・ヤーガの家へ

孤児院で別れを済ませ、ベラとマンドレークの住む屋敷に着いたアーヤ。
驚いたことに屋敷の門はひとりでに閉まり、鍵もかかっていく。
その理由はすぐに明らかにいなる。

ベラの正体は魔女。

そのためアーヤの回りで不思議なことが起こっていた。


アーヤを引き取ったのはただお手伝いが欲しいかったからでした。
ちゃんと仕事をしてくれれば痛い目に合わせることもないと凄むベラ。

しかしアーヤは目をキラキラ輝かせて、ベラの助手になる代わりに魔法を教えてほしいと条件を出した。
ベラはその条件を飲み、アーヤは助手になることになった。


魔法使いのベラの作業部屋は薄気味悪く、本や道具、床には魔法の粉末のようなものが散らかり放題。
また異臭がし、アーヤは思わず鼻をつまむ。

早速仕事に取り掛かるアーヤにこの家には一つ決まり事があると伝えるベラ。
その決まり事とは・・・

何があっても決してマンドレークの手をわずらわせるようなことをしてはいけない

マンドレークはイライラしたり、怒ったりすると頭から角が生えてくる。
また怒らせると世にも恐ろしいことが起こると・・・
あのベラでさえ気を使っていた。

EARWIGの謎

好奇心旺盛なアーヤはベラに魔法について、いろいろ質問するが、相手にしてもらえない。
そこに仕事の電話がかかってくる。

ベラが電話に気を取られている間に魔法について書かれたノートを盗み見ていた。


夜アーヤがお風呂から上がるとマンドレークの書斎からベラが出てきた。
ベラは向かいの部屋に入るが、驚くことにその部屋はすぐに消えてしまった。

書斎に入るもマンドレークの姿はありませんでした。
マンドレークの職業は小説家。

机の上には小説の原稿が置かれており、アーヤは原稿を読んで「クソつまんない」とつぶやく。


マンドレークの書斎を出たアーヤは他の部屋も探索。
突き当りの部屋へ行こうと扉を開けるが、そこからはすさまじい異臭が!

部屋に入り、さらに扉を開けたアーヤは、その先で古い車を見つける。
車の中には「EARWIG」と書かれたレコードが入っていました。


レコードを持って廊下に戻るアーヤでしたが、玄関の扉がないことに気づく。
そして部屋の窓も開かなくなっていた。

閉じ込められて途方に暮れるアーヤはベットで持って来たカセットテープと車の中にあったレコードを見つめていた。
どちらにも「EARWIG」と書かれていた。

黒猫トーマスとの出会い

早朝ベラの声で飛び起きるアーヤ。
朝食を作るベラに言うこと聞かなかったら、何をするのとアーヤは尋ねてみる。

「ミミズを食わせてやる」

とアーヤを怖がらせる。


ベラが洗濯物を干している最中にイラクサを摘むことを命じられるアーヤ。
門らしきものを見つけたアーヤはそこに向かって行くと草が巻き付いて動けなくなった。
マントレールのデーモンがアーヤを見張っているので脱出は不可能だった。

アーヤは作業中にも魔法を教えてもらおうするが、ベラはアーヤをこき使うばかりで何にも教えてくれない。


夜昨日車の中にあったラジカセに電池を入れて「EARWIG」を聞いてみようとしたとき、突然黒ネコのトーマスがアーヤの膝の上でくつろぎはじめた。
アーヤはトーマスを孤児院で仲の良かったカスタードと重ね合わせていた。

ラジカセを動かすとロックバンドの曲が流れてきた。

ベラの魔法に対抗

翌朝アーヤを密かに監視するマントレーク。
夜マントレークの顔を書いている際、壁の異変に気付いた。

そのときトーマスが

「マンドレークだよ。あいつの部屋がこの向こうにあるんだ。」

と突然しゃべりだしたことに驚くアーヤ。
トーマスはマンドレークの絵を書くのをやめた方がいいと忠告する。

ただ隣の部屋はバスルームなはず。
マンドレークの部屋があるわけがないと困惑するアーヤだったが、トーマスが言うにはマンドレークの部屋は存在しているらしい。


トーマスはアーヤが今最も知りたい魔法はベラのノート最後のページの方にあるよと教える。
そしてトーマスと作業部屋に忍び込み、ベラのノートを見て

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「あらゆる魔法から身を守る呪文」

という魔法の薬を作り、ベラの魔法に対抗しようとする。


アーヤとトーマスは力を合わせて材料を集めに奔走する。
材料を調合し、最後に呪文を唱えて魔法の薬は完成!

アーヤとトーマスは体に魔法の薬を塗った。

アーヤがベラへ仕返しを考える

翌朝ついにキレたアーヤは今までの不満をベラにぶちまけ、二人は言い争いになる。
それでもベラは態度を変えず、アーヤを叩いて、仕事を命じた。

最終的にベラの真意が

魔法を教える気はない
ただ手が足りなかったからアーヤを引き取った

ということがわかり、アーヤはベラへの仕返しを決意する。


その日の昼食。
メニューはマンドレークの好物のこどもの家のシェパーズパイ。
そのシェパーズパイを見てアーヤはこどもの家が恋しくなった。

その後ベラの外出中にアーヤは仕返しを画策。
トーマスにお願いし、いつも手が足りないというベラに魔法で手を増やすいたずらを考えた。

魔法を使うためにベラの人形を作り始める。
この魔法で一番難しいのは人形にベラの髪の毛を巻きつけなければならない。

どうやってベラの髪の毛を手に入れるか?

アーヤとトーマスがベラへの仕返しのことを話し合っていたところに突然マンドレークが現われ、話を聞かれてしまう。
焦るアーヤだったが、マンドレークはお菓子と飲み物を持ってきてくれた。


人形もあとは手をどこに付けるかだけ。
それを話し合っているとベラが戻ってきた。

急いで人形を隠して仕事に戻った。
掃除が終わっていないことに怒ったベラは掃除をちゃんとしないと夕食は抜きにすると伝える。

ベラの髪の毛が手に入らないと魔法が使えない。
アーヤには今だベラの部屋すらわからない。


夕食は掃除を怠けた罰として、ベラにチーズとパンだけの質素なものにされてしまう。
部屋に戻るとデーモンが食事を持ってきてくれていた。

アーヤは隣にあるマンドレークの部屋に穴を開けて覗いた。
するとマンドレークがキーボードを弾いていた。

しかしアーヤが隣の部屋に入るとそこはいつものバスルームで先ほど開けた穴が開いていた。

ミミズの罰

早朝アーヤは部屋を出るとベルの帽子が目に入った。
帽子を見てみると・・・ビンゴ!!
ついにベルの髪の毛が手に入った。


早速アーヤは行動を開始。
揚げ焼きパンをわざと焦がして出した。

するとマンドレークはベルになぜ作り方を教えなかったと激怒。
怒りの矛先がベラに向くように仕向けた。

してやったりのアーヤにベラは激怒する。


アーヤは仕事中にトイレに行ったフリをして、ベラの人形に髪を巻きつけた。
すると・・・ベラから腕が2本生えてくる。

突然の異変に慌てるベラ。
大笑いのアーヤ。

怒ったベラはミミズの罰の魔法をアーヤに放つ。
部屋に閉じ込められるアーヤの頭上からはミミズが大量にボトボト落下してきた。

ただアーヤとトーマスは

「あらゆる魔法から身を守る呪文」

で作った薬を体に塗っているため、ミミズが襲ってくる気配はない。


ベラの魔法から身を守ることができた。
しかしこのままではベラに呪文のことがバレてしまう。

アーヤはミミズを隣のバスルームに隠すことを思いつく。
自分が開けた穴からミミズを隣の部屋に追いやるが、トーマスは怯えていた。


その瞬間、アーヤの目の前が真っ赤に光り、炎に包まれる。
そして激怒するマンドレークの姿が。

「あいつにミミズをくれてやる!」

とデーモンを引き連れて、ベラの元に向かうマンドレーク。

ベラとマンドレークの過去

ベラは悲鳴を上げて逃げ惑う。
アーヤを見つけて激怒するベラだったが、アーヤも悪びれる様子もない。

マンドレークに追い込まれる二人だったが、そのときラジカセにぶつかり、曲が流れた。

ラジカセに目を向けるマンドレーク。
そのラジカセをベラに渡し、アーヤは隣の部屋に逃げこんだ。


逃げた先の部屋はマンドレークの部屋。
そこにはEARWIGのレコードや多くの写真などが壁に掛けられて飾ってあった。

壁に掛けられた一枚に「EARWIG」と書かれた三人で写っている写真があった。

「うそでしょ!?」

とマンドレークがロックスターだったことに驚くアーヤ。


「EARWIG」というロックバンドは

マンドレークがキーボード
ベラがドラム
赤い髪の女がボーカル

で活動していた。


アーヤの元にマンドレークが現われた。

ベラにちゃんと助手にして魔法を教えるように言っておいたからアーヤにも二度と同じことをするなと告げる。
アーヤは「EARWIG」と赤い髪の女性のことについて聞くが、マンドレークは何も答えない・・・。


昔ベラと赤い髪の女は魔女の掟が原因で仲違いし、赤い髪の女は出て行った。
そして「EARWIG」は解散となっていた。

マンドレークが静まり、騒動は終わった。

アーヤはこの一件でマンドレークとベラをおだてて、自分の思い通りにすることができると確信していた。


半年後・・・アーヤの生活は一変。
ベラもマンドレークも思い通りに動かし、こどもの家のときよりも充実した生活を送っていた。
二人だけではなく、デーモンもアーヤの命令を聞くようになっていた。

クリスマスの日。
マンドレークが怖くて遊びに来れなかったカスタードが遊びに来ることに。
アーヤとベラがクリスマスパーティの準備をしている。

表ではカスタードが誰かを待っている。
クリスマスの日にカスタードと共にやってきたのは赤い髪の女性だった。

「メリークリスマス、アヤツル」

さいごに

今回アーヤと魔女の映画のあらすじをネタバレありで紹介しました。
アーヤと魔女おもしろかったですね。

ただ謎のままに終わったところもちらほら。

もしかしたらアーヤはマンドレークの子供なのでは?
と思わせるシーンが映画の中でありました。
アーヤの母親とマンドレークは恋仲だったようなので(確実にそうとは言い切れない)。


またアーヤの母親が追われていた12人の魔女とは一体?
掟とは何だったのか?

このあたりは原作を読めば解決するんですかね。


というように物語の根幹にかかわる部分にいくつか謎が残ったものの内容的には楽しめました。

ただアーヤの成長は感じられませんでしたが・・・。
普通主人公成長していくものだと思いますが、人を操るという思想変わりませんでしたね笑。

アーヤと魔女の声優と登場人物一覧
魔法の世界に足を踏み入れた主人公のアーヤ。 『アーヤと魔女』のアニメーション映画には個性豊かな登場人物たちが息づき、彼らを演じる声優陣の情熱が作品を彩っています。 この記事では『アーヤと魔女』の声優陣や登場人物を紹介していきます。
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